こんにちは384氏です。
いとこからPCのデータ移行の依頼がありました。
PCが起動できず、PCに保存されているデータをUSBハードディスクに保存してほしいという依頼です。
今回起動しないPCはDELL Inspiron 530です。
ケースを開ける
とりあえずケースを開けます。
ケースを開けるときは、本体後ろ側から見てディスプレイやキーボードなどの接続端子から遠いほう側の側面を開けます。
端子がついている側を開けるとマザーボードの裏側なので、作業ができません。
わかりやすい位置にHDDが取り付けてありました。
HDDが取り外すのが面倒だったのと作業しやすい位置に取り付けてあることから、HDDは取り外さずにそのまま他のPCにつなげてデータを吸い出すことにします。
ケーブルの取り外し
HDDにつながっている電源とデータ転送用(SATA)のケーブルを外します。
【取外し前】
【取外し後】
作業用PCから接続
データの取り出しに使用するPCもケースを開け、データ転送用のケーブルをマザーボードのSATA端子から対象のHDDへ接続し、作業用PCの電源ユニットからのびているSATA用電源をHDDに接続します。
全体はこんな感じです。
あとは、作業用PCにデータ移行先のUSBハードディスクを接続します。
データの移行
作業用PCの電源を入れ、対象のHDDから外付けUSBハードディスクにファイルをコピーします。
150GB程度でしたがデータのコピーに4~5時間程度かかりました。
データ移行完了
データのコピーが完了したら、作業用PCをシャットダウンし電源をOFFにします。
電源がOFFになったことを確認したら、接続したのと逆の手順で戻していきます。
そのほかの方法
依頼者に事前にお話したのですが、データを吸い出すよりももっと便利な方法があります。
使用していたハードディスクを外付けUSBハードディスクとして使用する方法です。
内蔵HDDの外付けUSB化
内蔵HDDを取外して市販のUSB対応HDDケースに取り付けることによりそのまま外付けUSBハードディスク化できるため、データ移行に時間をかけず、さらに今まで使っていたハードディスクを再利用できます。
おすすめなハードディスクケースをご紹介します。
ただし、ここでご紹介するHDDケースはSATAタイプのハードディスクに対応するものです。
ハードディスクは、SATAのほかにIDEやSCSIタイプのものがあります。SCSIタイプのものは市販のPCではほぼないと思いますが、古いタイプですとIDE接続のものがありますのでご注意ください。
購入の前に内蔵ハードディスクの種類を確かめるようにしましょう。
Inateck 2.5/3.5インチ USB3.0 HDD外付けケース SATA(SATA-I/II/III) にサポート UASP超高速データ転送モードに対応 アルミ製 今回のような3.5インチのハードディスクのほかに、ノートPCで利用されている2.5インチのハードディスクにも対応しているので便利です。 参考価格:2,788円 |
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