SIMフリーの端末を購入するときに気になる周波数帯ですが、
カタログを見ると周波数とバンドの表記だったりバンドのみの表記だったり・・・
ドコモ系MVNOはドコモのサービスエリアと同じなので人口カバー率100%と言われても・・・
エリアマップでLTEの速度別のカラフルなエリアマップを見ても非常にわかりづらい・・・
Bandごとのエリアマップになっているとわかりやすいのですが・・・
そこで、384氏なりにわかりやすい方法がないか考えてみました。
素人考えなので間違っていたらごめんなさい。
まずは、ドコモがサービス提供している周波数帯とBandをまとめてみました。
ドコモがサービス提供している周波数帯とBandまとめ
3G(W-CDMA/UMTS)
周波数 | Band | 対応エリア | 備考 |
---|---|---|---|
2GHz/2.1GHz | 1 | FOMAエリア エリアマップのの部分 |
日本全国 |
1.7GHz/1.8GHz | 9 | 東名阪のみ | |
800MHz | 6 | FOMAプラスエリア エリアマップのの部分 |
ほとんどのFOMAプラスエリア |
800MHz | 19 | ごく一部の屋内局 |
ドコモのサービスエリアマップ(FOMA)で「FOMAエリア」(の部分)がBand1・Band9、「FOMAプラスエリア」(の部分)がBand6・Band19のようです。
また「FOMAプラスエリア」のうちほとんどはBand6のようなので、Band19だけ対応している端末ではFOMAプラスエリアは使えないようです。
あと、余談ですがBand9の「東名阪」とは東京・名古屋・大阪およびそれらを中心とした周辺の地域(東京都、大阪府、京都府、神奈川県、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県、愛知県、岐阜県、三重県、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県、静岡県)のことを指すようです。
384氏は「東名阪自動車道」と勘違いしていました(笑)
4G(LTE)
周波数 | Band | 受信時 最大速度 |
対応エリア | 備考 |
---|---|---|---|---|
2GHz/2.1GHz | 1 | 112.5Mbps | LTEエリア エリアマップのの部分 |
受信最大112.5Mbpsと言っているので、 75Mbpsや37.5Mbpsの地域もありうる |
1.7GHz/1.8GHz | 3 | 150Mbps | 東名阪のみ | |
1.5GHz | 21 | 112.5Mbps | 海外端末では採用されていない場合が多い iPhone非対応 |
|
800MHz | 19 | 75Mbps | LTEエリア(800MHz) エリアマップのの部分 |
受信最大75Mbpsと言っているので、 37.5Mbpsの地域もありうる |
700MHz | 28 | ? | ? | 今後期待できるバンドらしい |
ドコモのサービスエリアのLTE(速度別エリア)の凡例のを見ると、
・受信時最大262.5Mbpsのサービスエリア
・受信時最大225Mbpsまたは187.5Mbpsのサービスエリア
・受信時最大150Mbpsまたは112.5Mbpsのサービスエリア
・受信時最大75Mbpsまたは37.5Mbpsのサービスエリア
となっていますが、これらの速度は同時に複数の周波数帯を使ったスピードが含まれています。
複数の周波数帯を同時利用し、スピードアップする仕組みをキャリアアグリゲーションと呼ぶようです。
受信時最大速度 | Bandの組み合わせ | 備考 |
---|---|---|
262.5Mbps | Band1(112.5Mbps)+Band3(150Mbps) | Band3は東名阪のみ |
225Mbps | Band3(150Mbps)+Band19(75Mbps) | Band3は東名阪のみ |
Band1(112.5Mbps)+Band21(112.5Mbps) | Band21はiPhone非対応 | |
187.5Mbps | Band1(112.5Mbps)+Band19(75Mbps) |
ドコモのサービスエリアマップではiPhone/iPad用のエリアマップとそれ以外のエリアマップが設けられています。
iPhone端末はBand21が非対応ですので、iPhone用サービスエリアの225MbpsはBand3(150Mbps)+Band19(75Mbps)と考えてよいでしょう。
エリアマップの見方(HUAWEI P8liteの場合)
HUAWEI P8liteの場合を例に考えてみます。
カタログ上の表記はこのようになっています。
FDD-LTE:B1/B3/B5/B7/B8/B19/B28 TDD-LTE:B40 UMTS:B1/B5/B6/B8/B19 GSM:850/900/1800/1900 |
ここから、ドコモでサービス提供されている部分だけ着目します。
すると・・・
FDD-LTE:B1/B3/B19/B28 UMTS:B1/B6/B19 |
⇒ | LTE:Band1,Band3,Band19,Band28に対応している 3G:Band1,Band6,Band19に対応している |
---|
LTEはのBand21と3GのBand9に対応していないが、それ以外は対応しているということになります。
LTEがBand21以外に対応しているということは、LTEのサービスエリアはiPhoneのLTE対応エリアと同じ(但し日本国内)と考えてよいでしょう。
3Gは東名阪の地域で不都合があるかもしれませんが、Band1が対応しているのでおおよそ大丈夫なのではないでしょうか。
・・・というのが384氏の見解です。
その他
電話(音声通話)をする場合は、P8liteのようなVoLTE非対応機種では3G回線を使うそうで、VoLTE対応機種ではLTE回線を使うそうです。
参考
いろいろな記事を参考にさせていたきました。