格安SIM(MVNO)の注意点(3) – 端末選定編

キャリア端末・SIMフリー端末 どちらがいいの?

ドコモ製やau製の端末であれば周波数帯の問題は安心ですが、SIMフリー端末の方がよい場合もあります。

MVNOを利用する上で キャリア端末(ドコモ端末) SIMフリー端末
良いこと ・キャリア対応した周波数帯に対応してるためサービス提供エリア、通信速度の面で安心・エリアメール(緊急地震速報等)が利用可能の可能性が高い
・日本向け機能(ワンセグ・防水・Felicaなど)に対応している端末が多い
・SIMフリーであるためキャリアにとらわれず、メーカーが謳っている機能がちゃんと使える
悪いこと ・ソフトウエア更新ができない場合がある
・テザリング機能が制限されている場合がある
・A-GPSが効かず位置情報取得に時間がかかる場合がある
・使用するネットワークの周波数帯と端末の対応周波数帯を確認する必要がある
・日本向け機能(ワンセグ・防水・Felicaなど)に対応していないことが多い
参考情報 【docomo F-05DでIIJmioを利用した際】
・緊急地震速報が受信できました。
・ソフトウェア更新ができませんでした。ドコモ契約のSIMを挿して更新しました。
・位置情報がなかなか取得できないため、地図アプリやナビはまともに使えませんでした。
・テザリング機能は動作しませんでした。
【Ascend P7でIIJmioを利用した際】
・緊急地震速報は受信不可。代わりにYahoo防災速報のアプリを導入。
・位置情報の測位がすぐできるため地図アプリ、ナビも快適に利用可能。
・テザリングが使用可能。
・NFCは搭載していましたがFelica非対応のためマクドナルドのかざすクーポンが利用できませんでした。
・山間部で電波がつながりませんでした。

キャリア端末はどこで調達するか?

キャリア端末を入手する方法としては、ドコモショップで購入、オークションで落札、友人のお古を譲ってもらう等いろいろ方法がありますが、384氏はヤフオク!で新品を購入しました。
ただ、ヤフオク!は盗品が出品されているかもしれないというリスクがあります。もしも後に盗品であると発覚した場合、ネットワーク制限がかかり一切通信ができなくなります。

入札する際は、出品者の評価の確認と製造番号をもとにネットワーク利用制限チェックを最低限しましょう。
なお、製造番号から制限チェックは下記にて確認できます。

ドコモ ネットワーク利用制限携帯電話機確認サイト
au ネットワーク利用制限携帯電話機照会

中古の端末を探すのもよいと思います。中古といっても新品同様なものも数多くあります。

SIMフリー端末を購入する際の注意

日本国内で使用する端末は技適マークがついているものしか使ってはいけません。技適マークがついていないものを使用すると電波法違反となります。
日本市場向けに販売されているSIMフリー端末はまず問題ないと思いますが、とくに海外製のSIMフリー端末の場合は技適マークがついていないものがありますので気をつけてください。

エクスパンシス

エクスパンシス

動作確認端末であることを確認する

端末によってはセルスタンバイ問題等、正常動作しない場合があります。端末購入前にMVNO事業者各社の動作確認端末の情報が公開されている情報を確認しておきましょう。
IIJmio
楽天モバイル
DMMモバイル
UQモバイル
U-mobile
mineo
dream
OCNモバイルONE
B-mobile
nifmo
hi-ho
biglobe
bb.exite

端末と契約があっているか心配な場合

いろいろ説明してきましたが、端末を購入したが契約SIMが対応していない等、やはり心配になると思います。
最近では端末購入とセットで契約できるものも増えてきましたので、気になる方はセット購入をおすすめします。



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